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キャメロン・ディアスさんも闘病した「強迫性障害」 その苦悩から解放されるためには?

「エアコンの電源消したかな?」「ガスの火、ちゃんと消したっけ…?」など、強烈な不安感が頭の中にうず巻き、日常生活に支障をきたしてしまう「強迫性障害」。ハリウッド女優のキャメロン・ディアスさんが闘病告白され注目を集めましたが、外見からはわからないため理解されづらいこの強迫性障害とはどう向き合っていくべきでしょうか? 治療ノートに寄せられた体験談からそのヒントを探ります。

掲載日:2016年11月16日

キャメロン・ディアスさんも闘病した「強迫性障害」 その苦悩から解放されるためには?

ドアノブにさわると細菌に感染するのではないか…


人気ハリウッド女優のキャメロン・ディアスさんは、不特定多数の人が使用するドアノブにさわると細菌に感染するのではないかといった強迫観念にとらわれ手で触れることができず、ヒジなどで押し開けていたそうです。また「frequent hand washer」と呼ばれるほど何度も何度も手を洗う癖もあったとのこと


日本では以前、女優の遠野なぎこさんなどが強迫性障害であったことを告白し話題となりました。


・「強迫性障害」(OCD / Obsessive Compulsive Disorder)とは?
つまらないこととわかっていても、そのことが頭から離れないという強迫観念を常に持ち、何度も同じ確認を繰り返すという強迫行為をしてしまうことで日常生活に支障をきたす不安障害のひとつです。
はっきりとした原因はわかっていませんが、ストレスや脳炎、脳血管障害、てんかんといった脳血管障害から発症する可能性もあるといわれています。
治療ノートの強迫性障害ページより


日本における強迫性障害の平均的な発症年齢は20歳前後といわれ、女性では結婚や出産など生活の変化をきかっけに発症するケースが多くみられます。この強迫性障害には、どういった症状・治療法があるのでしょうか?



どういった症状がありましたか?


戸締りや火の元の確認回数が増えていきました。さらに、回数を増やしても不安が増していきました。イヤーワーム(頭の中で特定の音楽がリフレインして流れている状態)が気になって会話がスムーズにできなくなったり、あるいは文字を読めなくなるなど日常生活に支障をきたしてしまいました。(30代女性)


https://www.c-notes.jp/diseases/ocd/experiences/2027



最初は犬の散歩から帰宅したら、全部服を脱がないと家に入れなくなりました。お風呂に入らないと部屋に戻れなくなりました。次第にお風呂に入るためにお風呂を何時間もかけて掃除しなくてはならなくなりました。

最後には外の空気が怖くなり部屋から一歩も出られなくなりました。(40代女性)


https://www.c-notes.jp/diseases/ocd/experiences/2112



中学の頃、学校全体が荒れており、その中で自分も物を勝手に抜き取られるという嫌がらせを受けてから手洗いがやめられなくなりました。(10代以下女性)


https://www.c-notes.jp/diseases/ocd/experiences/3185



学生時代は始め、睫毛を抜く癖がありました。それから、学年が上がるにつれ、いつから移行したかわかりませんが、陰毛を抜くことに無意識に気がいき、10年以上たった今も止められません。(当時10代以下女性)


https://www.c-notes.jp/diseases/ocd/experiences/3497




治療法と、その効果について


治療法:精神分析療法

悩んで悩んで相談しても、誰にも理解してもらえなかったことが、病院の先生と話すことによって少しずつ緩和されていきました。現在も潔癖な部分はありますが、以前と比べるとだいぶ落ち着いたように感じています。

強迫観念を少し堪えることで、このくらいなら大丈夫!とも思えるようになったほどです。(10代以下女性)


https://www.c-notes.jp/diseases/ocd/experiences/3185



治療法:SSRI
薬を服用してしばらくしてから、少しずつ不潔恐怖が和らぐようになりました。主に外出時の恐怖感が弱まっています。現在も引き続き服用しています。

服用量は、リボックス50mg1錠、朝夕2回に増えましたが、このまま続けていこうと思っています。(40代女性)
https://www.c-notes.jp/diseases/ocd/experiences/3078



治療法:暴露反応妨害法

いちばん効果的なのが曝露反応妨害法でした。最終ステージを完了するころには、以前は絶対にできなかったことが自然にできるようになっていて、嬉しいのと同時に自分自身驚く、生活が楽になる、といった効果がありました。(30代女性)


https://www.c-notes.jp/diseases/ocd/experiences/2027



治療法:三環系抗うつ薬

はじめはさまざまな薬を服用し、改善が見られなかったので薬の種類が頻繁に変更され、グラム数も増量することになり、いわゆる薬漬け状態になり体調が更に悪化しました。

これは薬では治らないと感じ、仕事を休み休養し薬に頼らない治療をはじめたいと医師に伝えました。 現在は体調に合わせ徐々に薬を軽いものへ、徐々に減らしています。(20代女性)


https://www.c-notes.jp/diseases/ocd/experiences/2543




強迫性障害で悩んでいる方へ


カウンセリングの先生との相性もあるかとは思いますが、私の場合、自分で解決できない症状だったこと、それから誰にも理解してもらえなかったことが苦しみであったため、専門家である先生に相談し少しずつ前進できたことが何よりうれしかったです。

急に良くなる症状ではないので、少しずつ少しずつ良くなっていければ十分だと思います。 (10代以下女性)


https://www.c-notes.jp/diseases/ocd/experiences/3185



強迫性障害の発症から治療開始までの期間が長い場合でも、この曝露反応妨害法を実践したことによって、1ヶ月という短い期間で回復しました。

罹患期間の長短にかかわらず、適切に課題をこなしていけば短期間で苦しみから解放される可能性もとても高いのです。(30代女性)


https://www.c-notes.jp/diseases/ocd/experiences/2027



スルピリド服薬の副作用は様々ありますが、人によって出る出ないがありますから、服薬の前にどんな副作用があるのか主治医に聞いたり調べてから服薬するようにして下さい。 副作用を確認したあとは、副作用を理解しながらもその服薬があなたには必要なことなのかをしっかり確認して下さい。

未来を心配するより今の生活ができなければ未来を考えられないのですから、副作用を頭に入れながら今の体調を万全にすることを1番に考えて下さい。(30代女性)


https://www.c-notes.jp/diseases/ocd/experiences/3149



強迫性障害とひと口に言っても、人によっていろいろな症状があり、ひとくくりにするには難しい病気のように感じました。

まずは、日々の暮らしで不便や苦痛に感じていることを、家族や親しい人に意見を相談するだけでも、内科や精神科での診察へ行くきっかけがつかめるのではないかと感じています。(40代女性)


https://www.c-notes.jp/diseases/ocd/experiences/3078



※体験談はあくまでも個人の見解です。自覚症状や副作用、治療の効果には個人差があります。



参考情報:

遠野なぎこオフィシャルブログ「強迫性障害」

http://ameblo.jp/nagiko-tono/entry-11581086195.html


著者情報

治療ノート編集部
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